学園大戦ヴァルキリーズはオリジナル架空戦記小説として2009年から2010年にかけて製作され、インターネット上の一部でカルト的な人気を得た。
第二次世界大戦をベースとして、古今東西のサブカル的要素を盛り込んだ新世代の架空戦記とも言うべきこの作品が、よりダークに、より激しく生まれ変わる!
学園大戦ヴァルキリーズは『学園大戦ヴァルキリーズREV』、『学園大戦ヴァルキリーズREG』、『学園大戦ヴァルキリーズEGO』、『学園大戦ヴァルキリーズREEND』の四作品で架空世界における学園同士の戦争という、他に類を見ない独特な世界観を舞台にして描かれてきた。
現代戦――特にベトナム戦争の要素を多く含まれている今回の『新小説版』では第二次世界大戦という枠を超えて魅力的な装備や兵器が次々に登場する。
残忍さと高揚感に満ち溢れた戦闘の描写が、読者に衝撃を与えるであろう!
また、同人ノベルゲーム『AURELIA あなたの世界にサヨウナラ』で国内外から注目を浴びた新進気鋭のイラストレーター佐呂間 天がメインデザイナーとして参加。
旧作において重要な役割を持っていたヴァルキリー達のデザインがリファインされたばかりか、新たにデザインされた新型のヴァルキリーが登場する。
凶悪な武装を搭載し、ミリタリーテイストの強さを増したヴァルキリーの生み出す破壊と殺戮も作品の見所の一つだ。

物語は一九四五年、私達の生きている場所とは別の歴史を歩んだ世界を舞台としている。
ロシアの小さな町に住む少年、ユーリ・パステルナークは毎晩のように見る悪夢と謎の数列に苦しめられていた。
自分がいる世界が本当のものではないのかもしれないという言いようのない不安を抱えつつも、昨日と変わらない今日を過ごしていたユーリの前に、ある日一人の少女が現れる。
彼女の名はエレナ・ヴィレンスカヤ。驚くべきことに、彼女の姿は毎晩ユーリを苦しめる悪夢の中に出てくる少女と瓜二つだった。
状況が飲み込めないユーリの困惑などお構いなしにエレナは彼を極東の地……日本、山形県へと連行する。
そこはなんと、戦闘用に生み出された人造人間『プロトタイプ』が、『学園』という勢力に所属し、国家同士の代理戦争を行う場所、『アルカ』だった!
そしてエレナは、自分がこの戦場における最強の存在『ヴァルキリー』であること、そしてユーリはソ連のアルカにおける代理勢力、ヴォルクグラード人民学園に所属する特殊部隊、タスクフォース563の一員なのだと告げた。

誰も見たことの無い第二次世界大戦が、今始まる――!
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